月への挑戦はまだ終わらない

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約10年もの長きにわたり、月への壮大なミッションに向け必死に立ち向かった人々がいたのをご存知でしょうか?

夜空を見上げればそこに見える月。

これまで数えきれないほどの研究者が、その実態を調べるために尽力してきましたが未だ解明されていないことも多く存在します。

そしてその多くの謎を解明する一歩を踏み出すべく、月を目指した民間企業がありました。

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月への挑戦状

moon

遡ること2007年、人類に対する月への挑戦状ともいえるミッションを発表したのはXPRIZE財団。

Google Lunar XPRIZE」というレース

この団体は様々な分野で賞金を懸けたレースを行うことで、各分野の技術が更に発展していくことを目標にしています。

今回開催されたGoogle Lunar XPRIZEでは、国の支援を受けることなく民間によって月面の調査を行わなくてはならず、更に以下の3つのミッションを一番早くクリアしたチームに優勝賞金2000万ドルが渡されるというものでした。

課された3つのミッション

1. 月面に純民間開発ロボット探査機を着陸させること。

2.着陸地点から500m以上移動すること。

3.高解像度の動画や静止画データを地球に送信すること。
出典;HAKUTO

日本から唯一の挑戦者

民間だけで月を目指すという過酷なレースに世界各国から32チームがエントリーした中、日本からは月面探査チーム「HAKUTO」が参加しました。

レースに参加と言えども、フルマラソンとは訳が違い、探査機開発には巨額の資金やあらゆる技術が必要となってきます。

そこでHAKUTOは“宇宙開発”というカテゴリーに捉われず、様々な分野のプロをボランティアで集めることにしました。

例えば、広告会社に勤務している人にはSNSで情報拡散してもらい、デザイン関係の仕事をしている人にはグッズ作成に協力してもらうなど。

そうすることで、チームは現在約60人にまで拡大されました。

また、営業が得意な方には日本企業にHAKUTOをPRし賛同してもらうことで資金援助を得ることも出来たようです。

他にも、“月”や“宇宙”に興味がある個人でも参加協力が出来るようにと、「HAKUTO SUPPORTERS CLUB」を開設しました。

hakuto-members
出典;HAKUTO

入会費は1000円と1万円の二つあり、種類によって特典があったそうです。

わずかながら宇宙規模の開発に自分が携わることが出来ていると思うと会員はとても夢が広がったのではないでしょうか。

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ゴールまであと一歩

HAKUTOではSOLATOという小型で軽量な探査機を開発。

solato
出典;au HAKUTO

ミッションクリアに必要とされる、500mの走行に対応できるようなホイールを装備360度撮影できるカメラも搭載しました。

昨年の12月、SOLATOはロケットに乗せて月を目指すだけという段階にまできていましたが、そのロケットの打ち上げが延期となり、予定通りの打ち上げが叶うことはありませんでした。

タイムリミット

こうしてHAKUTOはぎりぎりまでどうにかして打ち上げを試みましたが、志半ば2018年1月XPRIZE財団によって、優勝者がでないままこのレースの終了が告げられました。

リミット予定だった同年3月31日までにどのチームも月に到達する見込みがないという理由でした。

世界中から参加したチームの多くが既に脱落した中、最後の最後まで優勝候補の一つとして残っていたチームHAKUTOにとってとても残念なお知らせだったと思います。

しかし彼らは今後も月をめざし続けることを決意しました。

人類の挑戦は続く

HAKUTOはこの言葉を念頭に今も研究を続けているそうです。

「夢みたい」を現実に。
出典;HAKUTO

確かに民間で月を目指すって、夢のようなことで普通だったら目指そうとも思わないかもしれません。

しかし彼らは、諦めることなく必ず叶う日が来ることを夢見て日々一歩ずつゴールに向かって進んでいるそうです。

まとめ

今回のレースで、ミッションをクリアするチームはでなかったものの、主催者であるXPRIZE財団が求める「技術の発展」のための大きな一歩になったことは違いないでしょう。

また、国の援助がなくても民間の力でこれだけの行動が出来るということは何事に対しても勇気を与えてくれる気がします。

HAKUTO以外の民間企業もそれぞれ更なる研究をし続けているとのことで、今後の月面探査機の未来が楽しみです。

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